黒革の手帖の原作をネタバレ

黒革の手帖の原作のネタバレ

2017年7月からテレビ朝日で木曜ドラマ「黒皮の手帳」が武井咲主演で放映されますが、このドラマの原作は松本清張の小説「黒皮の手帳」です。

今まで何度もドラマ化され、特に2004年に米倉涼子が演じた主役の原口元子はとても好評でその翌年には続編も放送されている作品ですが、それには理由があります。

その理由とは、この小説には実在のモデルがいるのです。そのモデルとは滋賀銀行の山科支店で5年3カ月に渡り合計9億円もの大金を横領した女性行員です。

小説の著者松本清張はこの事件を克明に取材して、伝票操作や架空名義の預金を利用した手口などを知り、小説の中にその知識を散りばめています。

違うのは実在の横領した女子行員は、その金を男に貢ぎ自分は質素な生活を送っていたのに対し、小説の中の女子行員原口元子は銀行員として知った架空名義の預金の真の預金者リストを盾に、銀行幹部と取引をして横領の事実を不問にすることに成功し、横領した金を手にして銀行を去り、それを元手に銀座でクラブを経営することになるのです。

そのリストが記載されていたのが「黒皮の手帳」という設定です。

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クラブ カルネ編

原口元子が最初に開いた店が「クラブ カルネ」です。元子は銀行員時代から岩村叡子の経営する「燈台」でアルバイトホステスとして水商売の手ほどきを受けていたのです。

その理由は自分の母親が男に頼りきった生活を続け、最後には捨てられて惨めな境遇にあるのを嫌い、何があっても自分一人の力で生きてゆく覚悟の現れでした。

しかし、「クラブ カルネ」に集まったホステスの中には山田波江や紺野澄江のように一癖も二癖もあるような油断のならない元子の地位を脅かしかねないメス猫ばかり。

最初に「黒皮の手帳」の威力が発揮されるのは大手の進学予備校「橋田医学進学セミナー」の理事長橋田常雄です。

裏口入学のリストを元子に掴まれた橋田は、紺野澄江と組んで彼女に元子を裏切らせリストが偽物だとシラを切りますが、元子は動ぜず「黒皮の手帳」に書いてある橋田の作った架空名義の預金者リストを読み上げてゆくのです。

ここで観念した橋田は料亭「梅田」を引き渡す念書にサインをするのです。

つぎに元子の獲物になるのは「楢林美容整形外科」の医院長楢林謙治です。妻の療養の隙を見つけて看護婦の市子との愛人関係を続けてきましたが、今は「クラブ カルネ」のホステス山田波子に入れあげているのです。

そんな波子が楢林から援助してもらい「クラブ カルネ」と同じビルに店を出すという計画を知った元子は市子から協力を得て裏帳簿を入手し、「黒皮の手帳」を使って大金を楢林からゆすり取り、波子は計画を断念することになるというのが「クラブ カルネ」編のあらすじです。

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クラブ カルネを手に入れた後は・・・?

「クラブ カルネ」を手に入れ常連客も増え続け意気上がる元子は、政界のフィクサーと呼ばれる長谷川がオーナーの銀座の老舗クラブ「ロダン」が売りに出るという情報を掴みます。

しかし、さすがに今の元子でも億単位の資金は用意することは出来ません。そこに以前、元子に痛い目に合わされても「クラブ カルネ」に通い続けている橋田が「自分が所有している赤坂の料亭「梅村」を買わないか」と持ち掛けてくるのです。「ここの土地を転売すれば、ロダンが手に入るくらいの利益はでる」と誘ってくるのです。

算段が出来たと思い、どうしても「ロダン」が欲しかった元子は、すぐに長谷川に会って「ロダン」の営業権を買う仮契約を結んでしまったのです。

ところが、赤坂の「梅村」の土地の名義はすでに橋田ではなく元のオーナーに登記変更されていました。元子は橋田に騙されたと気づくのですが、すでに長谷川との「ロダン」の契約は成立していたので、違約金を長谷川に払わなければなりません。

その金額は8千4百万円。
その上、「クラブ カルネ」では、波子の誘いに乗って元子に反旗を翻したホステスが次々と引き抜かれてゆきます。そして残ったホステスや店員にも給料が払えなくなって、ついには長谷川への支払いも出来ず、債務不履行で取り立て屋から追われる状態になります。

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そんな元子に秘書の安島を向かわせ、長谷川はやってきた元子に「一晩付き合え、そしたら一生面倒を見る」と誘いをかけますが、元子は応じません。

元子には男の囲い者になって裏切られ捨てられて惨めな生活を送っている母親の様にはなりたくないという思いがあるからです。

しかし、長谷川の家を飛び出した元子には行く当てもありません。ふらふらと銀座の町を彷徨って歩く元子の後ろから一台の車が近づいてきました。乗っていたのは安島です。

安島は言います「俺はもう長谷川の言いなりにはならない。君と一緒に自分の友人の別荘へ逃げよう。長谷川から奪った資金もある」と大きなバッグに入った大金を元子に見せて促します。

一度は、恐ろしくなって断った元子でしたが、この先どうしていいか分からず結局安島の運転する車に乗って、石川県の安島の友人の別荘で過ごします。

しかし、安堵した時間も僅かでした。安島の乗った車には発信機が付けられていたのです。別荘に乗り込んだ長谷川の手下によって安島は捉えられて長谷川の元に連れて行かれてしまうのでした。

しかし、捕まる前に安島が元子に託した一枚の領収証が事態を大きく変えることになるのです。その領収証には長谷川が政界の裏の実力者と呼ばれる理由が隠されていたのです。

長谷川が財界と政界とを結ぶパイプ役として政治家に賄賂を渡していた証拠だったのです。

元子は自ら長谷川に会いにゆき、その領収証を長谷川に突き付けて「違約金をご破算にしなければマスコミに持ち込んで暴露してやる」と脅すのでした。はじめは受け流していた長谷川でしたが、元子が「黒皮の手帳」の架空名義の預金情報をほのめかしてからは本気で応対するようになり、ついに元子の申し出に従ったのです。

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結局、「クラブ カルネ」を取り戻して、ホステスも常連客も再び戻ってくる様になり、初めて「クラブ カルネ」を手に入れた日と同じように自分の勝利を祝って和服姿のままの元子が絨毯の上で「でんぐりかえし」しているところに、波子の通報を受けた警察官が元子を脅迫の容疑で逮捕をするために店に踏み込みます。

ここで松本清張の小説「黒皮の手帳」は終わっています。

 

しかし、2005年7月2日のテレビ朝日「土曜ワイド劇場」で、「黒皮の手帳スペシャル 白い闇」が放送されて、警察に逮捕された元子が取り調べの結果、証拠不十分で釈放されたあと、銀座での評判が落ちカルネの客が遠のいて経営出来なくなり、ついに店を手放して京都のクラブ「千扇」のママになります。

そこからさらに、大手ホテルチェーン社長殺人事件の容疑者として警察で取り調べを担当した刑事との確執がはじまります。

この部分の原作は、松本清張が1957年に週刊新潮に連載した小説「白い闇」を基に、登場人物などをアレンジして「黒皮の手帳」の続編として両沢和行氏が脚本を書いたものですが、その後、この部分は何度もドラマで使われ、世の中の視聴者は、まるで小説「黒皮の手帳」の結末部分であるかのように認識しているのが実際ですが、それは間違っています。

2017年版のドラマ「黒皮の手帳」でもワンクール10話ならば、この部分も入ってくると思い念のために書き添えましたが、これは単なる蛇足です。気にしないでください。

 

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